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ここ数年の間に、大きく社会を変化させた要素のひとつに「リモートワーク・テレワーク」という新しい「働き方」がありますが、企業や個人の価値観において「リモートワーク」に対する意見や感じ方は、まさに千差万別と言えるでしょう。
しかし、現在の社会では、『未経験職種への転職』においても「リモートワークの立場で、就職・転職したい」というニーズが増えてきているようです。
記事テーマとなる「未経験から『リモートワーク』が可能な職種への就職・転職」に対して、知っておきたい知識やオススメできる職種、成功させるためのコツなどに関するお話を、例を挙げて詳しく解説します。
「リモートワーク」についての基礎知識
まずは「将を射んと欲すればまず馬を射よ」の例え通りに、この「リモートワーク」という「新しい働き方」についての基礎知識を得るところから始めましょう。
まずは「リモートワークの定義」ですが、一般的には「会社や職場、オフィスなどから離れた場所で働くこと」を指しているようです。
目的から見てもわかるように、この場合、遠隔地にあたる「職場やオフィスへの通信」が前提であり、ほぼすべてのケースで「インターネット回線・ネットワークを利用する」ことが大前提とされています。
まだ歴史が浅いため「厳密な定義」ではありませんが、明確に区別されているのが「遠隔地にある職場やオフィスと通信しながら職務を行う」という共通点があるものの「出張や出向」などとは明確に区別されています。
以下に「リモートワークに関する基礎知識」をまとめました。
「リモートワークに関する基礎知識」
・主な仕事場所はほとんどが「自宅」だが、まれにカフェなど喫茶店で職務を行う場合も「リモートワーク」とされる
・「リモートワーク」において、職務を行っているかどうかの判断のために、使用するパソコンに動作監視ソフトをインストールしていたり、インターネット回線を利用した「社内ネットワークへの接続」を義務付けている場合もある
・「リモートワーク」で使用するパソコンは『会社から支給される』場合と『自身の所有するパソコンを使用する』場合のどちらかになる
・常時「リモートワーク」となるケースは非常に稀で、週数日や月数日の「出勤」が義務付けられる場合が多い
・インターネット回線の不調や、パソコンが故障するケースも考えられるため、パソコンやインターネットに関して「ある程度の知識」が不可欠となる
企業や会社における「働き方」は千差万別であり、これらの項目が当てはまらない場合も多々ありますが、まず「リモートワーク」そのものについては、これだけ理解していれば良いでしょう。
「リモートワーク」に適した環境、適さない環境
続いては、一般的な「リモートワークに適した環境・適さない環境」の実例をいくつかご紹介しますが、ここでご紹介する実例はすべて「自宅でのリモートワーク」に関するものとなっています。
【リモートワークに適した環境】
・家族や同居人からの影響を受けにくい部屋
・パソコンでの作業だけでなく、事務仕事や物理的な書類作成に適したデスクと椅子が用意されている
・可能な限り「Wi-Fi環境(無線LAN)」ではなく、有線によってインターネット環境に接続しているパソコン
・情報漏えいを防ぐため、万全なセキュリティ対策がされており、突発的な回線ダウンの際も、代替の「インターネット回線」が確保できる
・データ流出を防ぐため、家族や同居人などと共有使用していないパソコン環境
・常時使用が可能なプリンター(スキャナーなどの機能を備えた複合機) など
職種や部署によっては、あまり重要視していない人も多いようですが、基本的に職場や会社で使用されているインターネット環境やパソコンのグレードは、非常に高いものとなっている場合が多く、セキュリティ面に関して「個人が所有している環境」よりも「数段優れている」場合がほとんどです。
続いて、適していない環境をご紹介します。
【リモートワークに適していない環境】
・リビングにある、家族と共有されているパソコン
・ダイニングテーブルや食卓用の椅子など、長時間の使用に適さないもの
・職種にもよるが、スペック面で劣っていることも多いノートパソコン
・周辺の住宅などの通信で混み合うことが多いインターネット回線
・自宅内で「生活のために頻繁(ひんぱん)に作業を中断せざるを得ない環境」
など
いくつか、思い当たるものもあったのではないでしょうか?
未経験からでも「リモートワーク」が狙える職種とは?
続いては「未経験から『リモートワーク』が可能な職場へ就職・転職する」際に「オススメできる職種」について見ていきましょう。
箇条書きにていくつかご紹介すると、
■オススメの職種
・IT系職種(特にエンジニアやプログラマー、Webデザイナーなど)
・ライター(特にブログ系ライターやシナリオライター)
・漫画家やイラストレーター
・営業職(特にインターネット広告やWebサイト制作会社など)
などが多くなっています。
見事なまでに、ほとんどが「インターネット関連の職種」となっていますが「未経験からの就職であっても、将来的に『リモートワーク』に移行できるような職種」として、成功確率が高く狙い目なのが「営業職」です。
客先への訪問など、通常であっても社外にいる時間が非常に多い「営業職」は、自宅での作業だけでなく、前述したような「喫茶店やインターネットカフェ、またはコワーキングオフィス(※1)」などで業務する方が効率も良い場合が多く、会社や上司も「リモートワーク」を許可する可能性が高いと言えます。
※1:コワーキングオフィスとは「複数の企業や個人などが共同で使用するオフィススペース」のことで、そもそも「リモートワークに必要な環境」が整っている場合がほとんど。
未経験から「リモートワーク」を成功させるためのコツとは?
最後は、記事テーマの「未経験から『リモートワーク』への就職・転職」における「成功させるためのコツ」をいくつかご紹介していきましょう。
■「完全なリモートワーク」にこだわりすぎない
「リモートワーク」を実施している企業や会社において、本心では「まだまだ問題点も多いリモートワークを行う人が多くなったり、頻度が多くなったりする」ことに否定的な意見や感情を持っていることもしばしばあります。
このような環境の中で、労働条件として「完全なリモートワーク」にこだわり過ぎることの危険性については、もはや説明する必要もないでしょう。
■「リモートワーク環境の構築」も仕事のうち
「リモートワーク」においては、どんな企業や上司も「オフィスに常駐する以上の成果」を求めることが多いため、実現するために不可欠な「環境の構築」も「仕事のうち」と考えられることがほとんどです。
この場合、参考にすべきは「動画サイト」での「リモートワーク用の環境構築」に関する情報や、現在ではプロも多くなっている「ゲーム・ゲーマー」の分野からの情報でしょう。
結果が重要となる「プロゲーマー」の世界では、より高速で安定して動作するパソコン、インターネット環境や、長時間のプレイでも疲労しづらい環境を重視しているため、情報だけでなく製品なども、ビジネスの現場で役に立つものが多くあります。
ただし、ゲーミング用のパソコンや周辺機器の多くは、派手なデザインのものを採用していることも多いため、顔や服装などが見える「オンライン会議」などの際は気をつけてください。
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今回は、より社会的に認知が進む一方で、さまざまな問題点も多く出てきている「リモートワーク」に、未経験から挑むための環境に関してや、成功させるためのコツ、実践しやすい職種などについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
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