未経験の就活

2022.09.26

なぜ未経験から事務職への転職は難しいのか?その理由を徹底解説

なぜ未経験から事務職への転職は難しいのか?その理由を徹底解説

目次

未経験で事務職を志望する方は少なくないと思います。しかし転職活動をした際に思った以上に求人数が少なかったり、転職エージェントを使ってもなかなか求人を紹介してもらえなかったりしたことはありませんか。

今回の記事ではなぜ事務職が未経験からでは難しいのか、その理由についての解説とともに、事務職の仕事内容や転職において必要なもの、キャリアの考え方などについてご紹介します。


なぜ未経験から事務職へ転職するのが難しいのか

事務職が人気な理由

事務職を希望する人の多くは「残業が少ない」「土日休み」「将来的にも長く働くことが出来る」など良いイメージを持つことが多いと思います。

また少しでもPCスキルの経験があれば、未経験からでも業務内容に対するハードルは高くないのではないかと考える人もいるかも知れません。

そのため現職の業務内容に不満があり転職活動をしている人は、事務職のようなホワイトなイメージやPCスキルをさらに磨いていける職業に就きたいと思う人が多いのではないでしょうか。

 

事務職の転職市場

働きやすい環境だからこそ離職率が低く人材が足りているため、他の職種と比べ求人数が少なくなっています。

さらに安定志向の求職者の中で事務職を目指す方が多く、選考倍率が高くなっている状況です。

そのため企業側が採用する人材を選べるため、事務の経験者や事務に必要な資格を持っている人が採用されやすくなっており、未経験で事務職を目指すのは難しいと言われています。

 

事務職に向いている人、向いていない人

将来的に働き続けやすいイメージが強い事務職ですが、人によってはデメリットになりうる点があります。

たとえば業務内容が常にサポート業務中心のため、裁量権が小さく仕事に対して楽しさを感じることが出来ず、物足りなさを覚えることがあります。

また最近では業務効率化の観点から、システムを導入することで簡単に請求書を作成出来るなど事務職の仕事も少なくなってきており、将来的にもITに代替されやすい仕事として考えられています。

これらのことを理解した上で、本当に自分に向いている仕事は事務職なのか考えて転職活動をすることをおすすめします。



事務職の主な業務内容と種類

事務職の主な業務内容 

一般的に考えられている事務職とは、周囲のサポートや会社の経費精算や売り上げ計上のためのデータ入力、電話対応、来客対応などが挙げられます。

さらに事務職には他にも様々な業務内容や職種が存在します。

 

事務職の種類 (※1)

▼一般事務/営業事務

事務職の仕事内容をイメージした時に一番に思いつくのが、一般事務や営業事務のお仕事だと思います。

業務内容としてはパソコンを使用したデータ入力や書類作成、ファイル整理・管理、電話・来客対応などが挙げられます。

▼経理事務/総務事務

経理事務は主に会社のお金周りを管理する仕事になりますが、会社によっては経理ポジションがなく総務事務として役割を担っている場合もあります。

また総務事務は、幅広く会社全体のサポート業務を担当することがほとんどなのでマルチタスクに対応できる方にはおすすめです。

▼貿易事務/医療事務

貿易事務は輸入などの手配や注文内容をデータ入力する過程で、海外の方と交流が求められるため英語などの語学力が必要なお仕事です。そのため他の事務職よりハードルは高くなっています。

また医療事務に関しては、主に病院や薬局で患者様の対応や処方箋のやり取りをする際の医療費の計算を行います。

 

 

事務職に転職するためのおすすめ資格と難易度のご紹介

事務職の業務内容によっては、求められるスキルや資格は異なります。

そのため未経験から事務職を目指すのであれば、業務内容に合わせた資格を取得することで選考を通過する確率も上がるためおすすめです。

今回は事務職に求められる代表的な資格をご紹介します。(※2)

【簿記検定2級、3級】

簿記とは企業のお金や物に関する出入りを記録し管理する作業になります。現在事務職に就業している人は、簿記の資格を持っている方が多いです。

独学で勉強することも可能ですが、2級以降になると難易度が上がるため資格取得に向け講座を受ける人もいます。

【マイクロオフィススペシャリスト(MOS)】

Word、Excel、PowerPointを使いこなすことが出来る人の証明になる資格です。

それぞれのソフトについてしっかりと理解出来れば、比較的取得しやすい資格だと思います。そのため講座やスクールなどを利用して基礎からしっかり頭に入れることをおすすめします。

 【秘書検定】

秘書としての立ち振る舞いや一般常識、敬語、電話対応、ビジネスにおける文書作成などができることを証明する資格です。

難易度としてはそれほど高くはないですが、1級や準1級になってくると秘書としての専門的な知識と技能が求められるので格段と難易度は上がってきます。

事務職を目指すのであれば、社会人として必要な知識やマナーを学べる2級、3級でも十分だと思います。

 【TOEIC】

ほとんどの方が知っていると思いますが、日常生活やビジネスにおける英語力を証明できる資格です。

600点を超えると企業側から評価されやすい傾向にあるため、TOEICに挑戦する際は600点を目指してみてはいかがでしょうか。

 

 

事務職志望の方が転職活動に失敗しないために

実現したいことによっては事務職以外の職業でも叶えられる

今回、事務職の転職市場や業務内容について解説しましたが、事務職のように選考倍率の高い職業だけに絞って転職活動をしてしまうと選考が通過できず行き詰まってしまう可能性があります。

そのため転職活動において重視したいポイントをしっかり見直し、事務職以外の仕事を視野に入れることで選択肢が広がり、結果的に転職活動をスムーズに進めることが出来ると思います。

改めて自分にとって次の転職先で将来どのような働き方をしたいのか、またスキルをつけていきたいのか考えてみてはいかがでしょうか。



まとめ

転職活動において重視したいポイントがたくさんあり、優先順位が付けられず困っている方や自身が思い描くキャリアイメージに近い仕事が事務職以外に見つからない方は、適性検査を受けてみたり転職エージェントに相談してみたりするのも一つの手段です。

弊社ログシーでは、キャリアについてお困りの方からご相談いただくことで、その方に合った求人のご紹介や職種の説明を行っています。

転職エージェントと一緒に今後のキャリアについて考え、より良い転職を叶えてみませんか。

 

 



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※1)参考:事務職とは - 事務職の仕事内容と種類、必要スキルを徹底解説|マイナビキャリレーション (mynavi-cr.jp)

※2)参考:事務職へ転職するときにおすすめの資格8選|身につけておきたいスキルとは | 【キャリテ】あなたの「キャリア」「働く」を応援するメディア|株式会社エーティーエス (ats-jp.com)

ログキャリ編集部

記事を書いた人

ログキャリ編集部

株式会社ログシーが運営する『ログキャリ』編集チームです。

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