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就職活動や転職の現場でも、近年は「適性検査(適性テスト)」を実施したり、結果を採用選考の上で重視したりする企業が増えています。
しかし、この「適性検査」によって「難あり」とされた場合、その時点で「就活・転職が不利になる」こともあるため、戦々恐々(せんせんきょうきょう)としている方もきっと多いことでしょう。
テーマとなる「適性検査」に関する詳しい説明や、採用選考に落選する理由、さらに実例を用いた「検査を突破するためのコツ」について、背景やアドバイスを交えて詳しく解説します。
企業が実施している『適性検査』とはどんなもの?
まず、今後の対策を考えるには、対象となる「適性検査」について、詳しく知る所から始めましょう。
この「適性検査」ですが、現在企業や会社などにおける「採用活動」の上で、広く利用されているものだけでも「およそ30を超える種類の検査方法」が確立・認識されているのだそうです。
ただし、種類こそ多いものの、これらの検査法は「能力(適性)検査」と「性格(適性)検査」の2種類に分けられており、この両方が「一検査方法」の中で「バランス良く併用されて」いる場合がほとんどですが、もちろん例外もあります。(「能力・性格」の内、どちらか単体だけを判断するための検査法も存在しています)
以下に「適性検査の種類」をいくつか挙げますので、まずはご一読ください。
【適性検査の種類】
<能力・性格検査を併用>
・SPI3
・玉手箱(「玉手箱Ⅲ」が最新)
・タンジェント
・DPI
・キュービック
・内田クレペリン など
<能力検査>
・DBIT
・CAB
・DII など
<性格検査>
・GROW360
・Compass
・DIST など
このように、実に多くの種類が存在する「適性検査」ですが、名称や検査するポイントこそ異なるものの「同一の企業が提供している」ものも多く、主な提供企業としては、以下のようになっています。
【各種適性検査の主な提供企業】
・リクルートマネジメントソリューションズ
・株式会社ダイヤモンド社
・SHL社 など
ただ、種類が多いからと言って、これらの検査法すべての特徴や提供企業を把握する必要はあまりありませんので、まずは「適性検査には、非常に多くの種類がある」ということや、代表的な検査方法の名称だけ覚えておきましょう。
『適性検査』だけが「落選の原因」にはなりにくい
前述のように、非常に多くの種類がある「適性検査」ですが、内容が明確で、より「合否」を左右しやすい「試験」と比べると、企業の「採用判断」に対する影響力の面では「信頼度がそれほど高くない」と言われています。
その理由としては「能力・性格、どちらの検査も、あくまで『そういう傾向が強い』ということしか判断できない」ためです。
例えば、能力検査で低水準であっても、入社後に活躍できる人や、性格検査で低水準であっても、職場の人間関係を上図に構築できる人もいる、と考えると、採用判断に対する「適性検査の立ち位置」がより見えてくるでしょう。
つまり、現在の就活・転職の現場における「適性検査」は、あくまで「採用を判断するための一要因、なおかつ『サブ的な要素』であるに過ぎない」のです。
もちろん、企業や採用担当者とのやり取りによっても異なるでしょうが、仮にこれらの「適性検査」で高水準の結果が出たとしても、面接での態度や回答、会話の内容によっては、落選するはずです。
ここまでの内容を踏まえると、気がついた方も多いでしょうが、逆に「適性検査だけが低水準であったからといって、タイトルのようにそれだけで「落ちる」ということは考えにくいでしょう。
おそらく、皆さんが、より「適性検査の立ち位置」をイメージしやすいように説明するならば、
「適性検査」=「企業や会社との『相性診断』」
というのが、一番しっくり来るのではないでしょうか?
ただ、現実の「相性診断」でも、多く見られる傾向ですが「結果が悪かった場合、そもそも『相性が良くなかったというイメージ』を引きずりやすくなる」という面もありますので、くれぐれも油断しないようにしましょう。
『適性検査』を突破するための「具体的なコツや実例」とは?
続いては、皆さんが一番知りたかったと思われる「『適性検査』を突破するための『具体的なコツや実例』」について解説していきます。
以下に、コツと実例をそれぞれまとめてみました。
■具体的なコツ
・もちろんウソを付くのはご法度だが、検査を受ける際に「企業が欲しい人材」を十分に意識した上で、最適だと思われる回答を心がける
・特に「能力検査」の場合、試験とは異なり「短期間での一夜漬け」は逆効果になる可能性が高いため、オススメしない
・自然と、素直な回答を引き出すため、できる限りリラックスしたり、検査前夜に十分な睡眠をとっておく
より「具体的なコツ」として、共通しているのは「検査に対して目いっぱいにならず、心の余裕を持って臨む」という点でしょう。
これらの「コツ」を実践した上で「適性検査において成功した実例」をいくつかご紹介すると、
・十分な睡眠をとったおかげで「能力検査」における「四則演算」問題をスムーズに回答できた
・「企業が欲しい人材」を「適性検査」以前から意識していたため、企業や採用担当者から「性格的に改善・成長が見られた」と認知され、採用につながった
・「適性検査」の内容を、事前にある程度把握していたため、長期間に渡って準備してきた結果を出せた
という実例も出てきているようです。
就活・転職の際の『適性検査』を「より有利にできる考え方」とは?
最後は、テーマである『適性検査』を「より有利にできる考え方」について解説していきましょう。
ここまでの記事内容からも分かる通り、この『適性検査』から浮き彫りになるのは「それまでの人生における、皆さんの『基礎的な能力や性格』」です。
もちろん「能力」といっても、超人的な水準を求められているのではなく、日常的な生活を便利にする「暗算」などの「義務教育の範囲で身に付けられるもの」が重視されている、と言っても過言ではないでしょう。
そして「性格検査」においては、周りの人間との「協調性」や、困難を乗り越える際の「意思・モチベーション」などが求められており、当然ながらこれらの能力は「一朝一夕」では身に付かないものばかりです。
これまで、皆さんが過ごしてきた期間が、実り多く濃いものであればあるほど、最終的な『適性検査の場』においても、より高い水準に結びつくと考えられるわけですから、いずれ来るであろう『適性検査』に向けて、自分を成長させていくことこそ「より有利にできる考え方」ではないでしょうか?
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今回は、就活や転職に関する「素朴な疑問」のひとつである「適性検査で(採用選考に)落ちることってあるの?」について、実例などを詳しくご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
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