高卒の就活

2023.02.24

【高卒・就活】意外にも「高卒」から「大学院」を目指せるってホント?

【高卒・就活】意外にも「高卒」から「大学院」を目指せるってホント?

目次

就職の現場において、よく言われる声の中には「高卒で人生を詰んだ」などという「救いのない」ものも含まれているため、そんな声によって「高卒での就活」に「絶望感」を抱いている方も少なくないと思われますが、意外にも「高卒から大学院に入る」という筋道があることは、あまり知られていません。

さらには、そのようなルートによって「大学院に入ること」は「大学院」への進学を目指す方の中では「特別珍しいものでもない」と考えられているようなのです。

テーマである「高卒から大学院に入る」という事実をもとに、詳しい経緯はもちろん、実際に「高卒から大学院に入り、その後就職した方のケース」など、実例を挙げて詳しく解説していきます。

 

「大学院入学資格」は、必ずしも「大学卒業」がマストではない?

 まずは「高卒から大学院に入るという筋道」について、詳しく知る必要があるでしょう。

 その前に、知っておきたい事実としては「文部科学省によって認められている『大学院への入学資格(厳密には「修士課程・博士課程」)』は、必ずしも『大卒』である必要がない」という点です。

 もちろん、学力として「通常の4年制大学卒業と同等」が必要となりますが、基本的には「個別に行われる入学審査によって、認められた22歳以上」の方であれば「大学院に入学する」ことができます。

 なおかつ、この条件の中には「社会人としての就業経験が3年以上、ないし同等の経験を持っていると、審査にて認められた場合」場合においても、上記と同様に「大学院に入学する」ことができる、とされていますので、仮に「高卒で就職して、3年以上の社会人経験を持っている」方の場合も「大学院の入学資格を有している」ことになるのです。

 そして、もう一点「知っておくべき事実」としては「大学院では、より専門的な区分に該当する知識を学ぶ機関」であるため、高校や大学と比べると「学ぶべき専門課程以外の知識や学力を、ことさらに求められることはない」という点です。

 ただ、前述の「大学院の入学審査」においては「主に『論文提出』と『面接』がメインとして判断される」ため、一般的な「試験というもののイメージ」とは、かなり異なるものとなっているのだそうです。

 

「大学院卒後の就職事情」に関する詳細を知りたい

 仮に、前述のような過程を経て「大学院を卒業した場合」、その就職事情はどのようなものになるのでしょうか?

 

そこで、以下に「大学院を卒業した際の就職事情」をまとめてみました。

 

【大学院を卒業した際の就職事情】

 

・当然「大卒よりも高度な専門知識」を擁するため、該当する「専門分野」における「研究機関」などに就職するケースが多い

 

・「大学院」在籍時の人間関係や人脈から、就職先を紹介されるケースも多い

 

・その専門的知識を生かし「メーカーの開発部門」にスカウトされるケースもある

 

・反面「一般的な職種」においては、あまり「大学院卒を優先して採用するメリット」は少ない

 

・専門的知識より「長い就業経験」が問われる職種などでは、逆に不利となるケースも有り得る

 

基本的に「大学院」は「より専門性に特化した学習、及び研究」を行う場所であるため、卒業後の進路も「専門性を生かした分野」となることが、容易に想像できます。

 

実際に「高卒から大学院に入学した~卒業後就職」という実例から学ぶ

 続いて、知りたい人もきっと多いはずの「高卒から大学院に入学し、卒業後に就職したケース」の実例について詳しく解説します。

 こちらも、以下にまとめてありますので、まずはご一読ください。

 

「高卒から大学院に入学し、卒業後に研究職に就職した」Oさんの場合】

 

・「高卒から一般職へ就職」した直後は、ある程度「就いた職種に満足」していた

 

・しかし、就職から一年後に漠然と「将来への不安」を感じ、別の道を模索し始める

 

・「高卒から大学院に入学する」という選択肢を知り、貯金をしつつ「自分のやりたい分野」の勉強を進めるようになる(「大学院」へ再進学するためにはお金もかかるため)

 

・最初に就職した会社を退職後、一念発起して「大学院の入学審査」を受検、見事合格して「大学院」にて「やりたかった専門的な分野」の研究を進める

 

・大学院卒業後は、取得した「修士」の学位によって、いくつかの企業よりオファーをもらい、そのうちの一社に再就職、研究していた分野における「コンサルティング業務」に従事している。(将来的な「独立」も視野に入れている、とのこと)

 最後の項目にもあるように、やはり「より専門的な分野の学習・研究」に没頭できる「大学院」での期間は、後の再就職の段階にも大きな影響を及ぼしたそうなのですが、ここで注目すべきなのは「大学院には、同じ分野を志した先輩や、仲間に数多く出会える」というのも「大きな利点である」という点です。

 実際に「将来的な独立を視野に入れている」という所からは、そういった「仲間」や「協力者」の存在が、現在のOさんに、いい影響をもたらしているだけでなく、独立の際に「強い味方になってくれる」という部分も示唆(ししゅん)しているようでもありますね。

 

実際に「高卒から大学院」を目指す前に、注意するべきこととは?

 最後は、実際に「『高卒から大学院』を目指す前に、注意すべきこと」について、解説していきます。

 

・「大学院への進学」は、お金も時間もかかる

 

前述の実例にもあるように「大学院への進学」は、かなりのお金がかかる進路であると言えます。

 当然のことながら、それだけのお金を稼ぐための仕事と、大学院での学習・研究に費やす時間は、間違いなく「両立できないもの」となるため、事前に結構な額の「貯金」などがなければ、この流れを実現することも難しいといえます。

 場合によっては「奨学金の利用」なども、視野に入れておく必要がありますが、将来的な返済額もまた相当なものとなるため「より良い人生・キャリアを形成する」意図もあって「大学院への再進学」を選ぶ立場としては、まさに「本末転倒」な選択であるとも考えられるでしょう。

 

・「高卒直後」では大学院入学資格を得られない

 

冒頭の「大学院入学資格」にもあるように、個別の「入学審査を経て大学院に入学する場合」の条件は「22歳以上であること」が義務付けられています。(個別の入学条件によっては、この限りではないケースもあります)

 ですので、仮に「大学院に入学できるほどの学力」を備えていたとしても「年齢的に22歳未満の高卒者」の場合、すぐには「大学院」へ進学することはできません。

 これらの点に注意し、将来的な「就職を有利にする」メリットを持つ「大学院への再進学」を選ぶのも、良い方法のひとつとなるでしょう。


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ログキャリ編集部

記事を書いた人

ログキャリ編集部

株式会社ログシーが運営する『ログキャリ』編集チームです。

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