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「仕事の現場で要求される能力や経験」は、志望する職種や業界によって、または業務内容や、提供される製品・サービスによっても異なるものです。
しかし、学生時代の部活動や、純粋な趣味としての「スポーツ経験」を持っている方の場合、その経験を生かすことで「要求される能力や経験」をクリアし、就職活動や採用後の業務などで有利になる場合もあります。
こちらの記事では、ひとつひとつ例を挙げて、実際の就職活動の現場で「皆さんのスポーツ経験が生きるシチュエーション」やその理由、さらには明確な「スポーツ経験を就活で生かすためのコツ」など、さまざまな部分を詳しく解説します。
<意外に多い?「仕事とスポーツの共通点」とは?>
お話を進める上で、まず知っておきたいのが「仕事とスポーツの共通点」についてです。
なんとなく、であれば想像できる方も多いかもしれませんが、しっかりと「文章」でまとめたり、把握しやすい「表」に起こすなど、実際の行動に移す、またはやってみた方はきっと少ないでしょう。
簡単にまとめると以下のようになります。
■仕事とスポーツの主な共通点
・「結果(成果)」を求められる
・「割り当てられた役割」が設定され、その役割に準じた動きが要求される
・数人〜数十人でチームを組み、それぞれ協力して事に当たる
・自らのスキル・技術を高めていく段階で必ず「壁」に遭遇する
・より良い結果をもたらすために「戦略」が必要となる
・その過程で「上下関係」や「横のつながり」などが関係性が求められる
・複数人で協力することもあれば、個人で行う場合もある
などなど、この他にも両者には、数多くの共通点を見出すことができるでしょう。
そして「仕事とスポーツ」には、これだけの共通点があるために、就職活動の現場において、採用担当者や企業は「スポーツ経験を通じて、会社や自分たちが求める人材なのかどうか」を判断しようとするのです。
その他にも、採用担当者や企業は「あなた自身のスポーツ経験」から、以下のようなことを引き出したい、知りたいと考えています。
【採用担当者や企業が知りたいと思うポイント】
・業務や物事に真摯に向き合える人かどうか
・挫折や失敗でへこたれない「精神力の強さ」を持っているか
・チームや集団の中で、どのような役割に「適正」があるのか
・業務上の問題点に対して、どのように「改善・修正」できるのか
・問題解決のために「努力」できる人かどうか
・スポーツを通じて「学んできたこと」は何か
・努力や学びを通じて「成長」できる人材かどうか
これらのことからも分かるように、彼らが知りたいことは、あなたの「スポーツにおいて残した成績」や「大会・試合への出場歴」ではありません。
「スポーツ経験」を通じて「あなたがどんな人間なのか」をもっと知りたいと思っているのです。
<仕事の現場で「スポーツ経験が生かせた」実例とは?>
続いては、実際の仕事の現場において「スポーツ経験が生かせた事例」をいくつかご紹介します。
■団体競技の経験を生かし、チーム全体を引っ張る「リーダー」に
「団体競技」での経験は、部署内やチーム内での自分の立ち位置を瞬時に理解したり、どのような動きをすれば良いか、他のメンバーとどのように連携するか、など「仕事の現場ですぐ生かせる考え方」を学ぶために適した環境だと言えます。
■営業成績が下がった原因を自ら洗い出し、問題点を修正、目標を達成
逆に「個人競技」での経験は「問題解決のために自ら原因を見つけ出し、軌道修正する能力」や「目標を達成するために、今の自分に足りないものを見つけ出す能力」などが育ちやすい、と考えられます。
■粘り強く業務と向き合い、練習を重ねて技術を習得
どんな「スポーツ」でも、より高度な技術を身に着け、順位やベストタイムを向上させるためには、練習が不可欠となるでしょう。
さらに、単調となりがちな練習を重ねるためには「諦めずに向き合う心の強さ」も求められます。
■試合出場経験を生かし、プレゼンの場で自信を持って発言・行動する
「スポーツ」において、初めて大会や試合へ出場する際は、ほとんどの人が「結果を出さなければ」というプレッシャーや緊張感から、思っていたようなパフォーマンスができないという「失敗」を味わいます。
しかし、その「失敗」を重ねることで、多くの人が視線を送っている場でも集中できるようになったり、練習の成果を発揮することができるようになるでしょう。
その経験は、当然ながら「仕事」においても役に立つはずです。
<「スポーツ経験者」は「メンタルが強い人」が多い理由>
続いては、多くの「スポーツ経験者」に共通する部分である「メンタル面の強さ」について解説していきましょう。
前述の「実例」にもあった通り、試合や大会などで優れた成績やタイムを残すためには「結果を出さなければ」というプレッシャーに打ち勝ち、集中したり、普段通りのパフォーマンスを発揮する必要があります。
「プレッシャー」ですが、その正体は「失敗したらどうしよう」という「精神的な弱さ」であることがほとんどです。
「スポーツ経験者」の多くは、少なくともこの「自分の中にある精神的な弱さと向きあったことがある」ため、同様な経験のない人に比べて「自分のメンタル面」についてよく知っている、もしくは克服したという「アドバンテージ」があります。
その他にも、優秀な成績を残した方の多くが、実際に「メンタルトレーニング」を行っていたり、その重要性を理解しているなど、一歩先の経験を積んでいるようです。
ただ、このような経験やメンタルの強さは、何も「スポーツ」だけではなく、LIVEステージで楽器演奏した経験や、または演劇に出演していたという経験でも磨くことができるので、「スポーツ経験者だけの特権」というわけではないでしょう。
<「スポーツでの経験」を就活で生かす「コツ」とは?>
最後は、冒頭でもご紹介した「スポーツでの経験を就活で生かすコツ」について解説していきましょう。
まず、重要なポイントのみをまとめると、以下のようになります。
【スポーツでの経験を就活で生かすコツ】
・「自己分析」において、スポーツ経験が自分の性格のどこに反映されているかを明確に文章などで書き出す
・スポーツ経験によって「得たもの・学んだこと」を、採用担当者や企業にわかりやすく伝える
・採用担当者や企業が、あなたの「スポーツ経験」を通じて「知りたいこと」を、事前に把握しておく
これらのコツを見て、ピンと来た方もいらっしゃるでしょうが、どれも就活の現場で必要となる「自己分析」に通ずるものばかり、となっています。
大切なのは「自分がどんな人間なのか?」をきちんと把握し、その中から「採用担当者や企業が知りたい部分」を「自分の言葉で、分かりやすく、ハッキリ伝える」ということになるでしょう。
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今回は、あなたの「スポーツでの経験」を「就活の現場で生かす」ために、さまざまな解説やコツなどをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
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