自分を知る

2022.12.09

【自己分析】「短所」が「長所」になる? 「自己肯定感」の高め方とは?

【自己分析】「短所」が「長所」になる? 「自己肯定感」の高め方とは?

目次

就職活動の現場においては、いかにも「仕事ができそうな人」と一緒に面接を受けることもありますが、必要以上に「自分と比べて」しまい、意気消沈(いきしょうちん)している人も少なくないでしょう。

このような人は、一般的に「自己肯定感が低い人」と言われますが、就活や転職において「不利」とされる自分を変えたくても「何から始めて良いのかわからない」という考えで頭が一杯になり、手をこまねいているだけになってしまうかもしれません。

こちらの記事では、仕事におけるパフォーマンスを上げる上で重要な「自己肯定感」に関する話や、就活の現場で必要となる「自己肯定感と自己分析の相性」など、気になるポイントを詳しく解説します。


「自己肯定感」について、まずはおさらいから

まずは、理解しているようで、意外と説明に苦しむ人も多い「自己肯定感」とはどんなものなのか?という点について解説していきましょう。


この「自己肯定感」という言葉の意味を、シンプルに表現するならば、

「ありのままの自分を認め、文字通り肯定する感覚」となります。

どんな人でも「長所」や「短所」がありますが、公の場では多くの人が「弱い自分を見せずに、自分の優れた部分だけを見せたい」という考えを持って行動しており、その感情の中で、いつのまにか「ありのままの自分を肯定できない」という所まで行ってしまうことがあります。

反対に「自己肯定感が高い人」の場合、もちろん「現在の自分よりも成長したい!」という意欲にあふれていますが、ある意味「現在の自分に満足しており、強い自分も弱い自分も肯定している」ため、他人と自分を必要以上に比較せず、卑屈(ひくつ)になることもあまりありません。

この他「自己肯定感の高い人」は、以下のような特徴を持っていることが多い、と言われています。

【自己肯定感が高い人の特徴】

・自信にあふれており、自分の行動や思考、他者にも肯定的な考えを持つ

・失敗による精神的なダメージが少なく、必要以上に落ち込むことも少ない

・自分の「長所」を生かすすべに長けており、素直であるため他者の考えを尊重することができる

就職活動中の方であれば、先ほどの「自己肯定感が高い人の特徴」を見て、気づくかもしれませんが、この「自己肯定感の高い人」は「仕事や職場において、自分の長所だけでなく他者の良い所も尊重し、周りの人と協力して仕事を進められる」という能力に長けている、と考えられるのです。

なぜ「短所」ばかりが目立つのか?

続いては、逆に「自己肯定感が低い人」の特徴を見ていきましょう。

【自己肯定感が低い人の特徴】

・失敗を極度に恐れるあまり、新しいことに挑戦する意欲が低い

・「〇〇しなければならない」や「〇〇するべき」など、自由な行動や考えを否定する傾向が強い

・現在の自分を「否定」するあまり、極端な「完璧主義」になってしまう

・自分ばかりでなく「他者の行動や考え、頑張り」などを認めない・評価しない(発言しなくても心の底でそう考えている場合も)

・他者に対して、過剰な「追及」をしてしまうことがある

もちろん、これらはあくまで「一例」に過ぎませんが、この中に一見「自己肯定感が低い」という言葉とは異なったニュアンスを持つ「完璧主義」という言葉があることに着目してみましょう。

 

「自己肯定感が低い」すなわち「ありのままの自分を認めていない、満足していない」ということになりますが、この「完璧主義」という言葉には「常に現状に満足せず、より『完璧さ』を追求してしまう」という意味も込められています。

 

同時に「より『完璧さ』を追求してしまう」ということは、言い換えれば「より良い結果を求めたい!成長したい!」意欲にあふれていると考えることもできるのですが、その「意欲」が「過剰」であるが故に「失敗や短所ばかりに目が行ってしまう」悪循環につながっているのです。

「前向きな考え方」が「短所」を「長所」に変える?

このような「低い自己肯定感」とどう向き合うべきなのか。

それを考える上で、重要となるのが「思い込みの強さ」です。

前述したように「『〇〇しなければならない』や『〇〇するべき」』」という「思い込みの強さ」こそ「失敗や短所ばかりに目が行ってしまう原因」となっているのですが、逆に「自己肯定感が高い人」にとっても「失敗を恐れずに『きっと大丈夫だ』」と思える「思い込みの強さ」が重要になっていますね。

この違いは、この「思い込みの強さ」が「前向きなのか・後ろ向きなのか」という違いでしかなく、まさに「表裏一体」だと言えるでしょう。

 もしあなたが「自己肯定感の低さ」で困っているのならば、現在の「思い込み」のベクトルの方向を「後ろ向きから前向きなものへと転換する」ようにしてみてはいかがでしょうか?

具体的に言えば、

「これじゃダメだ」となる所を「でも大丈夫だ、なんとかなる」に

「〇〇しなければ嫌われる」となる所を「〇〇しなくても嫌われない」に

「ここが自分のダメな部分」となる所を「このような場なら、ダメな部分を生かせるかも?」に

「失敗したらどうしよう」となる所を「失敗しても次の機会で取り返せばいい」に

ある意味「思い込みのベクトル変換法」ということもできる、こんな手法が身に付けば、不安な部分が解消され、一度や二度の失敗を乗り越えて、いつか「成功」にたどり着く可能性が高まりますが、そのような「成功体験」を積み重ねることで、徐々に「自信」を取り戻していくことができるはずです。

 「自信」を取り戻せばしめたもので、最終的には「自信を取り戻した自分を認められるようになる」所まで行けば、きっと「自己肯定感が高い人」になれることでしょう。

「就活の自己分析」にも「自己肯定感」が役に立つ?

最後は、本カテゴリの記事でも取り上げられることが多い「自己分析」にも「自己肯定感が役に立つ」という点について解説していきます。

この「自己分析」に含まれる「分析」という言葉の意味ですが、辞書を紐解くと「物事をいくつかの要素に分け、その要素・成分・構成などをハッキリとさせること」または「複雑な内容を、ハッキリした要素に分解すること」というものになっています。

もちろん、この作業は「客観的な視点で行う必要があり」、それ故に「分析者の感情や価値観になどによる影響があってはならない」と考えられています。

つまり「自己分析」は「自分の考えや意思、感情や価値観による『バイアス」』かかっている状態」においては「上手くいかない」どころか「成立しない」とも考えられるのです。

 今の自分における「長所や短所」も全て「肯定」した上で、冷静・かつ客観的に行った「自己分析」であれば、きっと周りの人たちにもその結果が伝わりやすくなるでしょうし、就活の現場においても企業や採用担当者の「あなたという人材について知りたいこと」が、すんなり伝わるという所にもつながっていくでしょう。

まずは、あくまで「前向き」に、自分自身を見つめ直してみてはいかがですか?

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今回は「短所が長所になる自己肯定感」をテーマに、「自己肯定感」が低いと「短所ばかりが目立ってしまう」という例や、就活の現場で必要とされる「自己分析」と「自己肯定感」の相性の良さなどをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

「自己肯定感」が高い人は、自らの決断や判断に自信があるだけでなく、失敗を恐れないという点から、自分自身の強さだけでなく弱さとも向き合う必要のある「自己分析」の場面でも、バイアスのかかっていない公平な判断ができるのですが「適性検査」の局面ではどうか?と考えている人も少なくないでしょう。

そんなあなたにおすすめするのが、ログキャリで誰でも無料で受けられるROGCHECK(ログチェック)という「適性診断」を実際にやってみる、という方法です。

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ログキャリ編集部

記事を書いた人

ログキャリ編集部

株式会社ログシーが運営する『ログキャリ』編集チームです。

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