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2022.12.16

【就活・転職】「就職活動・転職」に挑むなら、 知っておきたい「ポジティブシンキング」とは?

【就活・転職】「就職活動・転職」に挑むなら、 知っておきたい「ポジティブシンキング」とは?

目次

就職活動や転職の局面で、なかなか自発的・積極的に行動を起こせない理由のひとつが「うまくいかなかったら、どうしよう?」という「不安感」ではないでしょうか。

どんな行動を起こすにしろ、この「不安感」がどこからともなくやってきて、プレッシャーとなり「まるで自分の体ではないかのような感覚」をもたらすことで、余計な緊張感が生まれる、と悩む人も多いようです。

逆に、まるで「不安感を微塵(みじん)も感じていない」ような「ポジティブシンキング(※注1)」の持ち主たちは、積極的に自らの考え方や気持ちを他者に伝えることで、就活や転職の現場において「自分にとって、より有利な条件を引き出す」ことも多く見られます。

両者の「この差」はなぜ生まれるのでしょうか?

さらに、この「ポジティブシンキング」は「生まれつきや才能」のように「後から身につくことはない」のでしょうか?

 記事テーマとなる「ポジティブシンキング」だけでなく、関連の深い「不安感」についても背景やアドバイスを交えて詳しく解説します。

 ※注1:ポジティブシンキングとは、「前向きに物事を捉えることで人生がうまくいく」という観点から「思考を変えることで現実を変える」ことを目指した思考法のこと。


なぜ『不安を感じる』のか?そのメカニズムとは?

 どうして「私たちは不安を感じてしまう」のでしょうか?

 それは、はるか数千、数万年前の「人類の創世記」の頃からある「未知のもの・危険なもの・不確定な未来に対して、自身の脳や思考が、過去の経験や失敗事例を参考に『危険信号』を発することで、より注意や集中を促してくれる」という、もともと人間に備わっている能力が背景になっています。

 この『危険信号』こそ、私たちの「不安感」の正体なのです。実は、この『危険信号』のシグナルが強すぎると、人間は「不要なストレス・精神的な苦痛」に苦しむようになってしまうのです。

 もちろん、それぞれ「リラックスできるプライベートの時間」であったり「趣味などのやりたいこと」、または「お子さんの存在や仕事に対するやりがい」などの力を借りることで、日々の「不要なストレス・精神的な苦痛」や「不安感」を軽減している人も多いようです。

 しかし、就活や面接などの「大きな人生の岐路(きろ)」においては、これらの「不安感」や「不要なストレス・精神的な苦痛」が重荷になってしまい、実力を発揮できないケースも同様に多いようです。


「ポジティブシンキング」は「後天的に身につけられる技術」?

 実は、テーマである「ポジティブシンキング」の持ち主においても、これらの「不安感」を全く感じない、というタイプはほとんどいない、と言われています。

 逆に、本当に「全く不安感を感じない」という人の場合、言い換えるなら「危険信号、すなわち危機感が欠如している」とも考えられますし、仮に「そういう考えの人が多く存在している企業・職場」があるならば、それはそれで問題となりそうな気もします。

 実際に「心理学」の一種である「ポジティブ心理学(※注2)」においては「ポジティブな思考だけでなく、ネガティブな思考も含めた、あらゆる要素から『幸せとはどんなものなのか』を導き出す」ことが目的とされています。

 ※注2:ポジティブ心理学とは、1998年(平成10年)に、アメリカ・ペンシルバニア大学の「マーティン・セリグマン教授」によって創設された学問のことであるが、前述の「ポジティブシンキング」とは異なる思想となっている。

 要するに「どんな人でも、多かれ少なかれ『不安感』を感じている」ということなのですが、前述したように、この「不安」という感情は「もともと人間に備わっている能力」がベースになっています。

 しかし、この「不安感」を表に出さずに、日々自信を持って生きている人にとっては「その影響は、ある程度コントロールできるもの」なのです。

 察しの良い方ならお分かりでしょうが、要は「ある程度、自分の意志でコントロールできるもの」=「後天的に身につけられる技術」であり、人によって程度は違えど、磨くことのできるものである、と考えられるでしょう。

 そして、同時に、テーマである「ポジティブシンキング」の正体が「不安感を軽減する・コントロールする技術」である裏付けにもなっています。

 このように「人間の感情の裏にある仕組み・メカニズム」をしっかり捉えることができれば「改善するためにどうすれば良いのか」も浮かびやすくなりますし、悩みを解消するためのヒントにもなる、というわけです。


「天職」にたどり着ける確率が高くなる?「ポジティブシンキング」のメリット

 続いては、れっきとした「後天的に身につけられる技術」のひとつである「ポジティブシンキング」のメリットについて解説していきます。

 以下に、そのメリットをまとめてみました。

■「ポジティブシンキング」のメリット

 ・不必要なプレッシャーや緊張感に苦しめられることが少なくなる

・ストレスを溜めにくく、精神的な健康を維持しやすくなる

・同調圧力やバイアスに屈さず、自分の考えを信用して行動できる

(すなわち、自分に自信が持てる、ということ)

・他者の意見や論理に対して卑屈にならず、自説や持論を主張できる

・失敗を恐れずに、大胆な行動ができる

・いわゆる「逆境や土壇場」に強くなる

 

これらのメリットによって、単なる就活や転職だけでなく、より自分に合った仕事である「天職」を探す上でも恩恵を受けられやすくなりますが、反面、度を越えた「ポジティブシンキング」は、

 

・注意力、危機感の欠如

・責任感がない、または薄いというイメージを持たれやすい

・物事に対し、準備や努力不足の遠因となる

 

などにつながりやすくなるため、注意が必要です。

 

「ポジティブな考え方」で就活・転職は有利にできる

 最後は、前述の「ポジティブシンキング」をはじめとする「ポジティブな考え方」によって「就活・転職を有利にできる」という点について解説していきましょう。

 ここまでの内容を踏まえてみると、実は「物事に対して不安感を抱く」というのは、むしろ「悪いことではない」ということに気づいた方も多いかもしれません。

 ただ、否定的な考えばかりに引っ張られたり、度を越えたプレッシャーや緊張感によってガチガチになってしまい、面接で自分の伝えたいことを伝えられなかったりするのは、まさに「本末転倒」となるでしょう。

 もし自分自身が、強い「不安感」を感じやすいという自覚を持っているのであれば、まずは積極的な姿勢を「ポジティブシンキング」から多く取り入れて「肯定的な考え・否定的な考えのバランスが取れた状態」になることを目指してみてはいかがでしょうか?

 最終目標として「バランスが取れている思考」の状態が実現できれば、間違いなく「就活・転職の現場」をはじめとする、さまざまなシチュエーションで有利になると思います。


 ログキャリの「適性診断」と「ポジティブシンキング」で、実り多い就活が実現する?

 今回は、就活や転職だけでなく、いろいろと人生にも役立つと言われている「ポジティブシンキング」についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

 自身のメンタル面に対して自信のない人や、もともとネガティブ思考の傾向が強い人などからすれば「そうなれるなら苦労はしてない」という意見も多い「ポジティブシンキング」ですが、実際は、ある程度なら「日頃の訓練次第」で身につけられる、れっきとした「技術」だと言えます。

 そんな、後付出来る「ポジティブシンキング」の他にも、ご紹介しておきたいのが、就職活動での重要項目となる「自己分析」に欠かせない「適性診断」が無料で受けられる、ログキャリのROGCHECK(ログチェック)です。

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ログキャリ編集部

記事を書いた人

ログキャリ編集部

株式会社ログシーが運営する『ログキャリ』編集チームです。

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