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主に「大卒者」が「大学在籍時から」利用する制度のひとつに「インターンシップ」というものがありますが、近年、就活の現場では、この「インターンシップ」での経験を利用して「自分自身を見つめ直す」という「参加者」が増えているのだそうです。
期間が短いとはいえ「実際の職場にて就業体験をしつつ、企業や仕事への理解を深める」という、かなり貴重な機会となる「インターンシップ」では、これまでの経験では見えてこなかった「自分自身の弱点や性格」などに対しても、貴重な「気づき」を得られるのでしょうか?
こちらの記事では、知名度こそ高いものの、その内容についてはあまり良く知られていない「インターンシップ」に関するお話や、その経験を自身の「自己分析」に応用する方法など、気になるポイントを詳しく解説します。
「インターンシップ」制度について、理解を深めよう!
まずは、テーマとなる「インターンシップ」制度について、詳しく解説していきましょう。
この「インターンシップ」という言葉ですが、そのルーツは意外に古く、一説によると「1906年(明治39年)にアメリカ・オハイオ州シンシナティ大学の博士によって創案された」と言われています(諸説あり)。
その内容は「学生が、企業や団体など、実際の現場において実務経験を体験する」というものなのですが、英国などでは「義務教育の一環」として組み込まれているなど、制度を実施している国によってさまざまなスタイルの「インターンシップ」が存在しているようです。
日本の場合は、母国の制度にのっとった形で、主に「外資系企業」を中心に、この「インターンシップ」制度が広まっていった、という経緯がありましたが、広く定着するにつれて「大学3年の夏シーズンに『インターンシップ』を経験する所から、本格的な『就職活動』がはじまる」という独自のスタイルになっていったそうです。
ただし、近年ではこの「インターンシップ」を利用して「優秀な人材の囲い込み」や「実際の業務とは異なる仕事を行わせる」、さらには「期間中は無報酬」であることを悪用するケースも出てきており、一種の「社会問題」になっている一面もあるなど、少々難しい立ち位置の制度になっているようです。
なぜ?「インターンシップ」が「自分自身を見つめ直す」のに最適なのか?
続いては、なぜ「インターンシップ」が「自分自身を見つめ直す」のに最適なのか?という観点から、一緒に考察していきましょう。
以下には「最適な理由」をまとめてみました。
【「インターンシップ」が「自分自身を見つめ直す」のに最適な理由】
・実際の「仕事の現場・職場」での「対人関係」などからも「把握していなかった自分」が浮き彫りになる
・「実際の仕事のスピード感」も肌で体験するため、焦りやプレッシャーなど「自分の弱点」について多く学べる
・希望の職種・企業での経験を通じて、より「自分自身の希望や考え」がハッキリ見えるようになる
・「社会勉強の場」として制度を利用することで、自分自身の「社会に対する立ち位置」や「人間的成長」が見えやすくなる
この他にも、実例を挙げるなら枚挙にいとまはないのですが、期間が短いとは言え「実際の企業・職場での就業体験」によって「これまでの学生生活では気づけなかった自分」が理解・把握できるようになるのも「インターンシップ」の大きなメリットだと言えます。
貴重な「インターンシップ」を「より有効活用する」ために必要なこと
企業によっては、厳格な条件を課した上で「インターンシップ」を実施している所も多く、就職に臨む人のすべてが利用できる制度ではありませんが、そのような「貴重な機会」だからこそ、できる限り「有効活用したい」と考えている方もきっと多いはずです。
ただでさえ慣れていない「就業体験の場」であるためか、仕事の流れについていくのがやっととなってしまい、事前に考えていた「インターンシップの有効活用プラン」が果たせないまま、期間を終える人も少なくないようです。
では、これらのようなシチュエーションの中で、どうすれば「より有効活用するための対処」が可能になるのでしょうか?
すべての状況で必ずしも役に立つ、というわけではありませんが、覚えておくべき対処法としては、以下を参考にしてみてください。
・「自分を客観視して見ているもうひとりの自分」を思い浮かべる
・どんなに忙しくても「なぜ、今の言動・行動に至ったか」を説明できるようにする
・「失敗したらどうしよう」という思いが少しでも出てきたら、心の中で「自分自身のスイッチを入れ直すイメージ」を、より強く、より具体的に思い浮かべる
これらの対処法に共通しているのが「焦りやプレッシャーを感じるのではなく、落ち着いて冷静な自分を取り戻す」ための「ルーティーン(※注1)」である、という点です。
※注1:ルーティーンとは、普段通りの自分を取り戻したり、より集中を高めるために「自分自身で決めた所作・動作を習慣的・日常的に行う」こと
有名なものでは「イチロー選手が打席に立った際に、バットを立ててスコアボードを見る」という例もある
ただ、これらを行った状態でも「集中しすぎる」と、逆に「無意識で仕事をこなすようになる」ため、取り戻すべき「落ち着いて冷静な自分」とは遠ざかる場合もありますので注意しましょう。
あまり「インターンシップ」を過信し過ぎないようにするのがコツ?
最後は、テーマである「インターンシップ」の経験を「過信し過ぎない」という「コツ」について解説していきます。
おそらく「インターンシップ」の経験を積んだ後は、さまざまな「気づき」によって「一気に成長した」という達成感や高揚感を感じるかもしれません。
もちろん、この経験を、今後の就職活動や社会人としての第一歩に役立てていくべきではありますが、大切なのは「達成感・高揚感がいつまでも持続し過ぎないようにする」ことでしょう。
「自己分析」はもちろん、仕事の現場においても重要なことは「自分自身を客観視する」ということに他ならず、それ故に「達成感や高揚感がいつまでも心の中に居座ってしまっては、さまざまな部分に影響が出てしまう」と考えられます。
過去の記事でもご紹介しましたが「『自己分析』は、自分の考えや意思、感情や価値観による『バイアス』かかっている状態の場合、上手くいかない」ものです。
貴重な「インターンシップ」での経験が、むしろ「自己分析の足を引っ張っている」という状況を招かないためにも、冷静に「就職活動の中の一要因」として捉えるようにしてみると良いでしょう。
ログキャリの「適性診断」と「インターンシップ」で、さらに「自己分析」を進めていこう!
今回は「インターンシップを利用して自分自身を見つめ直す」をテーマに、新卒の就活において「インターンシップ」制度を利用することで「自己分析」を深める例などをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
自分が興味ある分野の仕事や、実際の職場での仕事を体験できる「インターンシップ」ですが、多くの人がその経験を通じて「自分自身を見つめ直す」という目的を持っていたことを、知らなかった人も多いのではないでしょうか?
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