未経験の就活

2026.10.07

未経験からIT業界へ転職するには?20代・30代の職種選びと転職活動の進め方

未経験からIT業界へ転職するには?20代・30代の職種選びと転職活動の進め方

目次

未経験からIT業界へ転職するには、希望する職種を調べ、応募条件を確認し、基礎学習と選考準備を並行して進めましょう。「IT企業に入ること」と「開発の仕事をすること」は同じではありません。入社後に担当する業務と、研修・配属の条件まで確認することが大切です。

この記事では、20代・30代でIT業界への転職を考えている方に向けて、職種の選び方、学習の始め方、求人の比較、職務経歴書と面接の準備を整理します。採用条件は企業・職種ごとに異なるため、ご自身の経験と照らし合わせて判断してください。

未経験からIT業界へ転職するときは、業界と職種を分けて考える

厚生労働省のjob tagは、IT関連の仕事を企画・プロジェクト管理、営業、設計・構築、運用・保守などの工程で紹介しています。プログラミング以外の仕事もあるため、まず「何を担当したいか」を考えましょう。

また、IT企業以外にも社内のシステムを扱う仕事があります。業界名だけで求人を絞らず、仕事内容、必要な知識、入社後の役割を読みます。未経験歓迎でも、社会人経験や基礎学習が条件になっている場合があります。

IT職種の違いと、求人票で確認すること

以下は仕事を比較するための大まかな整理です。職種名や担当範囲は会社によって異なり、どの職種も一律に未経験で応募できるわけではありません。

職種・領域仕事内容の例応募前の確認点
開発系エンジニア・プログラマーアプリやシステムの設計、実装、テスト使用技術、最初の担当業務、学習・制作物の要件
インフラエンジニアサーバーやネットワークなどの設計・構築構築と運用の担当割合、必要知識、配属までの流れ
運用・保守稼働状況の確認や、問題への対応監視だけか、調査・改善も行うか、勤務シフト
ヘルプデスク・ITサポート利用者からの問い合わせ対応や操作支援問い合わせ内容、対応手段、技術を学ぶ機会
IT営業顧客の課題を聞き、IT製品・サービスを提案商品、顧客、営業方法、技術担当者との分担
IT事務と呼ばれる求人資料作成、データ管理、プロジェクトの補助など実際の業務と技術業務への関わり、将来の異動条件

Webサービス開発のSEは、求められる機能や設計を検討し、チームで開発を進めます。インフラ領域は、システムを動かす基盤を設計・構築する仕事です。同じ「SE」でも必要な準備が違うため、求人の業務欄を具体的に確認しましょう。

職種が決まらないときの考え方

  • 何かを作り、動作を確かめることに関心がある:開発の学習を試す。
  • 仕組みや設定を調べることに関心がある:インフラの基礎に触れる。
  • 人の困りごとを聞き、手順を説明することが好き:サポートや営業も比較する。

これは適性を判定するテストではありません。興味の入口として使い、実際の学習や業務説明に触れて希望を具体化してください。迷っている方は、何がしたいか分からないときの仕事選びも参考にできます。

未経験歓迎の求人で確認したい6つのポイント

1.入社直後に何をするのか

「エンジニア募集」という名称だけで判断せず、最初の配属で行う作業を聞きます。テスト、監視、問い合わせ対応などから始める場合も、希望する仕事にどうつながるかを確認しましょう。

2.研修の内容と、研修後の配属

研修期間だけでなく、学ぶ技術、実習、指導担当者、到達目標を確認します。「研修後はどの業務に配属されますか」「希望はどう反映されますか」「配属後に相談できる人はいますか」と質問すると具体化できます。

3.雇用主と就業場所、仕事の指示を受ける相手

自社で働くか、顧客先で働くか、誰とチームを組むかを確認します。「SES」などの呼び方だけで良し悪しを決めず、雇用形態、契約・配属の説明、担当業務、支援体制を聞きましょう。勤務地の変更範囲や、案件が決まるまでの業務・給与の扱いも比較します。

4.勤務時間とリモート勤務の条件

運用業務などで夜間・休日を含むシフトがあるか、残業実績はどの部署・期間のものかを確認します。在宅勤務制度があっても、研修中や初期配属で利用できるとは限りません。東京・名古屋・大阪など希望するエリアと、実際の就業場所も分けて聞きます。

5.給与の内訳と、研修期間中の条件

基本給、手当、固定残業代がある場合の時間数と金額、賞与の条件を確認します。モデル年収は、ご自身への提示額ではありません。試用期間や研修中の給与、自己負担する費用があるかも確認してください。

6.希望する業務へ進むための条件

「将来は開発に進める」と説明されたら、必要なスキル、評価方法、異動の条件を聞きます。実例がある場合は、どのような経験・学習を経たのかを確認しましょう。希望する職種への異動が保証されているかどうかも重要です。

何から勉強する?職種に合わせて、小さく試す

全分野を学び終えるまで応募を待つ必要はありません。求人の必須条件を確認し、興味のある仕事につながる学習を始めましょう。次は編集部が提案する学習の入口です。

  • 共通の基礎:ファイル管理、表計算、情報セキュリティ、ネットワークの基本用語を整理する。
  • 開発志望:求人で使われる言語や技術を調べ、小さなプログラムを作り、動作確認と修正を試す。
  • インフラ志望:ネットワークやOSの基礎を学び、安全な練習環境で設定と確認を試す。
  • サポート・営業志望:製品やサービスの仕組みを調べ、利用者に説明する練習をする。

ITパスポートは、ITを活用する社会人などに向けた基礎知識を扱う試験です。基礎学習の選択肢になりますが、取得だけで技術職の実務能力や採用が保証されるわけではありません。資格が必須か歓迎か、応募先の条件を確認しましょう。試験の最新情報はIPAの公式案内で確認できます。

学習では、教材名や勉強時間だけでなく、「何を試したか」「どこで困ったか」「どう調べて解決したか」を記録すると、面接で具体的に話せます。有料スクールを検討する場合も、費用、内容、支援の条件を確認し、ご自身の目標に必要かを考えましょう。

営業・販売・事務などの経験を、応募書類にどう書くか

IT実務の経験に見せかけず、これまでの仕事で行ったことを整理します。顧客への説明、確認作業、チーム内の共有、業務改善などを「状況・行動・結果」で書き、そのうえで学習内容を別に記載しましょう。

例(架空):販売職で操作方法の問い合わせを受けた際、利用者がどの手順で困っているかを確認し、説明の順番を工夫しました。よくある質問を記録してスタッフ間で共有しました。現在はITサポートの仕事を調べ、ネットワークの基礎用語を学んでいます。

この例は実際の支援事例ではありません。ご自身の担当範囲と成果に置き換え、確認していない数字は書かないでください。書類の形は職務経歴書の書き方、接客経験の整理は販売職からの転職ガイドも参考になります。

IT業界への転職活動を進める6ステップ

  1. 条件を整理する:勤務地、勤務時間、収入、入社時期を決める。
  2. 職種を比較する:仕事の内容と興味を照らし合わせ、候補を絞る。
  3. 求人を読む:必須条件、初期業務、研修、配属を比較する。
  4. 基礎学習と書類準備を進める:過去の経験と、現在の学習を分けて説明する。
  5. 面接で具体的に確認する:志望理由を伝え、担当業務と働き方を質問する。
  6. 提示条件を確認して判断する:業務、給与、勤務地、入社日などを確認してから決める。

20代の準備は20代の未経験転職ガイド、30代の経験・生活条件の整理は30代の未経験転職ガイドでも解説しています。年齢だけで結論を出さず、求人条件とご自身の経験で検討しましょう。

IT業界に興味はあるけれど、職種選びで迷っている方へ

ログシーの無料転職支援サービスで、希望する仕事内容、勤務地、これまでの経験をお知らせください。IT業界への関心がある方も、応募条件に合う求人の有無や、他の仕事との比較を含めてご相談いただけます。

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未経験からのIT転職でよくある質問

プログラミングができなくても応募できますか?

職種と求人条件によります。IT営業やサポートなどもありますが、必要な知識・経験は求人ごとに異なります。開発職を希望する場合は、学習や制作物についての条件を確認してください。

30代でも未経験から目指せますか?

応募可能かは求人の条件によります。これまでの業務経験、学習状況、希望する役割と勤務条件を整理し、募集内容と比較しましょう。年齢だけで採用の可否は判断できません。

資格は転職前に取るべきですか?

必須資格がある求人は、その条件を満たす必要があります。必須でない場合は、仕事内容に合う学習を優先し、資格取得と応募準備のバランスを考えます。

未経験でも最初から完全リモートで働けますか?

求人と配属条件によります。研修中、初期配属、顧客先勤務で条件が変わる場合があるため、募集の表示だけでなく適用条件を確認しましょう。

IT事務からエンジニアになれますか?

自動的に移れるとは限りません。実際の担当業務、学習支援、異動制度、必要なスキルと選考の有無を確認してください。開発が目標なら、最初から開発職の求人と比較することも大切です。

参考資料

資料確認日:2026年10月7日。募集・試験情報は変更されるため、応募・受験時に公式情報をご確認ください。求人を比較する質問、学習手順、例文は編集部の提案です。

ログキャリ編集部

記事を書いた人

ログキャリ編集部

株式会社ログシーが運営する『ログキャリ』編集チームです。

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