未経験の就活

2026.10.07

未経験から金融業界へ転職するには?20代・30代の職種選び・企業選び・選考対策

未経験から金融業界へ転職するには?20代・30代の職種選び・企業選び・選考対策

目次

未経験から金融業界へ転職するには、銀行・保険・証券・決済などの事業と、営業・事務・顧客対応・ITなどの職種を分けて選び、求人の応募条件と入社後の教育体制を確認することが大切です。「金融に詳しくないから難しい」と一括りにせず、これまでの接客・営業・事務経験をどの仕事に活かせるか整理しましょう。

この記事では、20代・30代で金融業界への未経験転職を考える方に向けて、職種選び、企業選び、資格の考え方、選考対策を解説します。金融商品の購入や資産運用を勧める記事ではありません。応募条件や必要な経験は企業・職種で異なります。

金融業界への未経験転職は、業界と職種を分けて考える

「業界未経験歓迎」が、すべての職種の経験不問を意味するとは限りません。たとえば別業界で営業を経験した人を募集する求人と、営業自体が初めての人を育てる求人では、応募条件が違います。求人票の必須条件・歓迎条件を分けて読みましょう。

銀行・保険・証券・決済サービスの違い

分野事業や仕事の例応募時に確認したいこと
銀行・信用金庫など預金や融資に関する顧客対応、法人・個人営業、事務募集部署、扱う業務、必要経験、配属・転勤の範囲
保険会社・保険代理店保険の案内、契約関連の事務、問い合わせ対応扱う商品、募集に必要な教育・手続き、顧客の探し方
証券会社など金融商品に関する顧客対応、営業、手続きや業務支援担当商品の範囲、外務員資格等の要件、研修・登録の流れ
クレジット・決済・リースなど加盟店や法人への提案、契約・審査関連の事務、利用者対応法人・個人のどちらが顧客か、担当業務と判断権限
フィンテック関連企業金融とITを組み合わせたサービスの営業、サポート、開発など実際の事業と職種、金融知識とIT経験の必須条件

この表は仕事を比較するための大まかな整理です。一つの会社が複数の事業を扱う場合もあります。「フィンテック」という名称だけで、技術経験が不要、在宅勤務ができるなどと判断しないでください。

未経験から検討する職種と、活かせる経験

営業:相談内容を整理し、分かりやすく説明する

個人への相談対応と法人への提案では、顧客との接点や必要な準備が違います。営業・販売で相手の希望を聞いた経験、説明前に条件を確認した経験、継続して連絡を取った経験を整理しましょう。応募先が扱う商品と業務の理解を、入社後も学ぶ姿勢が必要です。

企業選びでは、新規開拓か既存顧客への対応か、訪問・電話・来店・オンラインのどの方法かを確認します。自分で顧客を探す範囲や、家族・知人への案内が求められるかも、気になる場合は面接で具体的に質問してください。

事務・オペレーション:確認と記録の経験を伝える

申込内容や書類の確認、データの入力、関連部署への連絡など、担当範囲は求人ごとに異なります。単純な入力だけとは限りません。これまでの仕事で、確認手順を守ったこと、誤りを見つけて共有したこと、期限を管理したことを具体化しましょう。

「事務職」という名称でも電話対応や営業支援を含む場合があります。業務の割合、処理件数の考え方、繁忙期、チェック体制を確認すると入社後のイメージを持ちやすくなります。

顧客サポート:正確な案内と引き継ぎを示す

問い合わせ内容を聞き、決められた範囲で案内し、担当部署へ共有する仕事です。接客で不明点を確認してから回答した経験、相手の困りごとを整理した経験が説明材料になります。勤務シフト、対応手段、難しい案件の相談先も確認してください。

IT・専門職:業界未経験と専門経験の要件を区別する

金融関連のシステム開発、分析、企画、リスク管理などは、別業界での専門経験を求める求人もあります。業界未経験と、プログラミングや分析そのものが未経験であることを混同しないことが大切です。IT職の準備は未経験からIT業界へ転職するガイドも参考にしてください。

資格は応募前に必要?職種ごとの取得時期を確認する

金融業界のすべての仕事に同じ資格が必要なわけではありません。まず求人票で、応募時の必須資格と、入社後に取得するものを分けましょう。資格の勉強に時間を使う前に、希望する仕事に必要かを確認することが大切です。

証券外務員:試験と実際に業務を行う手続きを分ける

日本証券業協会では一般の方向けの一種・二種外務員資格試験を案内しています。資格試験への合格と、実際に外務員として業務を行うための登録等は別です。応募前に必要な資格の種類、入社後の学習支援、登録や担当業務の開始までの流れを応募先へ確認しましょう。日本証券業協会「外務員資格試験」で最新情報を確認できます。

生命保険:独学だけで受験できると決めつけない

生命保険協会は、一般課程試験の受験に生命保険会社の研修が必要であると説明しています。独学で資格を取ってから応募する、という順序とは限りません。研修、試験、募集人登録、担当業務の開始時期を応募先に確認します。生命保険協会「受験に際しては研修が必要です」も参照してください。

FPなどの学習を検討する場合も、応募職種との接点と求人条件を確認します。資格を持つだけで採用される、すべての金融商品を扱える、という意味ではありません。

求人・企業選びで確認したい7つのポイント

  1. 応募条件:業界経験だけが不問なのか、職種経験も不問か。必要な資格・学歴・PCスキル。
  2. 最初の仕事:部署、顧客、扱う商品・サービス、営業と事務の担当割合。
  3. 教育と確認体制:研修内容、資格学習の時間と費用、配属後の相談先、独り立ちの基準。
  4. 目標と評価:個人とチームの目標、何が評価されるか、目標未達時の支援。
  5. 給与の内訳:基本給、固定残業代の有無と時間・金額、歩合や賞与の条件。モデル年収の前提。
  6. 雇用と働き方:雇用契約か業務委託か、勤務時間、休日、シフト、残業、転勤・異動の範囲。
  7. 顧客への説明と情報管理:説明内容を確認する仕組み、顧客情報の取扱い、困ったときの相談先。

収入は求人の上限額だけで比べず、毎月の固定収入と変動する部分を分けて確認します。東京・名古屋・大阪などの都市圏を希望する場合も、本社の場所と初期配属先、転勤の可能性は別々に確認してください。

面接で使える確認質問

  • 入社後3か月は、どの業務から担当しますか?
  • 資格の研修・受験費用・学習時間は、どのように扱われますか?
  • 新規顧客と既存顧客の割合、顧客を探す方法を教えてください。
  • 給与の固定部分と変動部分、評価の仕組みを教えてください。
  • 判断に迷う説明や問い合わせは、誰に確認できますか?

職務経歴書と面接では「信頼につながる行動」を具体化する

「コミュニケーション力があります」だけでなく、何を確認し、どう説明し、どんな結果につながったかを整理します。金融経験がなくても、正確さや相手への配慮を示せる経験がないか振り返りましょう。

これまでの経験振り返るポイント
販売・接客希望と予算の確認、条件の説明、不明点を担当者へ確認した手順
営業相手の課題の整理、提案の準備、継続対応、目標に向けた行動
事務書類や数字の確認、期限管理、誤りの共有、手順の改善

説明例(編集部作成の架空の例):販売職では、お客様の利用目的と予算を聞いてから商品を案内しました。条件が不明な場合は担当者に確認し、確認できた内容と注意点を分けて説明しました。この経験を活かし、金融業界でも業務知識を学びながら、正確な案内と記録を徹底したいと考えています。

実際の経験に置き換え、成果や数字は確認できるものだけを書いてください。前職の顧客情報や機密資料を応募書類に持ち出さないことも大切です。職務経歴書の書き方、販売職からの転職ガイドも参考になります。

志望動機は「安定していそう」から仕事内容へ具体化する

業界に関心を持った理由、応募先と職種を選んだ理由、活かせる経験と学ぶ内容をつなげます。「待遇が良さそう」「資格が欲しい」だけで終えず、顧客や日々の業務について調べたことを伝えましょう。

志望動機例(架空):接客で相手の希望を整理し、条件を説明する仕事にやりがいを感じてきました。貴社のサービスと募集職種の業務を調べ、顧客への案内と手続きの支援に関心を持っています。これまでの確認・説明の経験を活かし、商品知識と業務手順を学びながら、安心して相談できる対応を身につけたいと考えています。

応募先の実際の事業と、ご自身が行った準備に置き換えてください。職種によって求められる知識は異なるため、面接前に採用ページと求人票を読み直します。

未経験から金融業界へ転職する6ステップ

  1. 勤務地、収入、勤務時間、転勤の可否など譲れない条件を整理する。
  2. 銀行・保険・証券・決済などの事業と、希望職種を比較する。
  3. 求人の必須経験、資格の取得時期、研修内容を確認する。
  4. 過去の経験を具体化し、職務経歴書と志望動機を作る。
  5. 面接で初期業務、目標、給与、教育、働き方を確認する。
  6. 提示された条件を比べ、入社時期と準備を検討する。

年齢別の準備は20代の未経験転職ガイド、30代の未経験転職ガイドもご覧ください。希望職種がまだ決まらない場合は、やりたい仕事が分からないときの整理方法から始められます。

金融業界に興味がある方へ:経験と応募条件を一緒に整理しませんか

ログシーの無料転職支援サービスへ、希望する仕事内容・勤務地、これまでの経験、資格や学習状況をお知らせください。金融業界に関心がある方も、応募条件に合う求人の有無や、営業・事務・ITなど他の選択肢との比較を含めてご相談いただけます。

未経験からの転職について無料で相談する

申込フォームの「事前に伝えておきたいこと」に、「金融業界に興味がある」「営業と事務で迷っている」「資格がない状態で検討したい」などをご記入ください。特定企業の求人紹介や採用を保証するものではありません。

未経験から金融業界へ転職するときのよくある質問

資格がなくても応募できますか?

求人によります。応募時の必須資格と、入社後に研修・取得する資格を分けて確認してください。資格不問でも、営業などの職種経験を求める場合があります。

金融業界に入るなら営業しか選べませんか?

事務、顧客サポート、ITなどもあります。ただし、募集の有無と必要経験は企業・職種で異なります。名称だけでなく実際の担当業務を確認しましょう。

営業目標やノルマはありますか?

企業・部署で異なります。目標の内容、個人とチームの区分、評価への反映、未達時の支援を具体的に確認してください。

30代でも未経験から検討できますか?

応募条件と選考結果によります。これまでの経験を応募職種と結びつけ、入社後の学習、給与、生活条件を含めて検討します。

金融業界なら高収入や土日休みを期待できますか?

業界名だけでは判断できません。給与の固定・変動部分と、勤務シフト、休日、担当業務を求人ごとに確認してください。

参考資料

資料確認日:2026年10月7日。資格・研修の詳細は最新の公式情報と応募先の案内を確認してください。職種比較、確認質問、転職の手順、架空の例文は編集部の提案です。

ログキャリ編集部

記事を書いた人

ログキャリ編集部

株式会社ログシーが運営する『ログキャリ』編集チームです。

  • ホーム
  • 未経験から金融業界へ転職するには?20代・30代の職種選び・企業選び・選考対策